そもそも株券って見たことありますか?
株券の作成方法としては、証券印刷会社に委託して作成する方法と、市販の株券用紙にチェックライター等で株数その他の必要的記載事項を記載する方法がある。大企業では前者の方法を採るが、小さな企業ではコスト面から後者を選択することも多い。さらに、実際は株券不所持制度を利用し、実体としての株券を発行しないことがほとんどである。
(ウィキペディアより)
上場しているような会社の株券は、まさにお金と同じですので、偽造防止のために厳重管理された専門の印刷会社でのみ印刷していましたが、株券の電子化で以前ほどは印刷されなくなっているようです。
しかし、今でもつばめやでは株券は最もよく売れる商品のひとつで、今日も実はお客様の会社の株券を印刷していました。今やパソコン&プリンターが完全に普及していますので、株券用紙を買って印刷してしまえばいいのですが、たまに「どうしても印刷してくれ」という方がいらっしゃるのですね。パソコン苦手なのかな?
というわけで、今回は120枚の株券を印刷です。
こんな感じで販売しています。日本法令の株券用紙は、大きさや色で、いろんなヴァリエーションがあるんですよ。(もちろん、プロに印刷は依頼したいというお客様には、昔から株券専門で印刷をしている印刷会社さんで印刷するサービスもあります。)
中身はこんなんです。
おー、それらしいでしょ?
ワードのようなソフトで位置を合わせて、必要な項目を印刷してしまえばいいのですが、なかなかビシッと決まりませんので、というかそもそも設定が難しいので、こんなソフトもあります。
位置合わせ用のワードが収録されているソフト
中に入っているのはワードのテンプレートです。そこに自社の情報を打ち込めば、あとはポンと印刷ボタン押すだけなのです。
フォントはソフトに入ってませんので、それっぽい隷書体などを指定して打ち込みます。
もちろんフォントの制約はありませんので、ポップ体でも問題はありません。
そして印刷です。
印刷方法も自由。(インクジェットでもレーザーでも)
なんだか造幣局にでも勤めている気分になりますね。うちはちょっと高性能なOKIのレーザーで有価証券をガンガン印刷しております!
というわけで、百株券120枚が完成いたしましたー。
これ、無地の枠だけの用紙もありますので、社債など、オリジナルな証券類を刷るのに使ったり、おふざけで立派な肩もみ券作るのに買われる方もいらっしゃるんですよ。偽造はもちろん大罪ですが、普通に売ってるものですので、正しく遊ぶのは全然オッケーです。そういう意味では辞令用紙もいろんな使い方ができますよね。要は賞状と同じですから。
ふぅ、印刷疲れました。(裏表に連番を打たないといけないので、かなり気を遣います。)