つばめやとして毎年審査員を拝命している、扶桑社さんの『文房具屋さん大賞』ですが、来年発刊の2017年度版の審査が、すでに始まっています。
今年は、編集者さんの工夫で審査方法がガラリと変わりまして、かなり負担が減りましたが、それでも責任ある審査はやはり大変です。メーカーのみなさんが一生懸命作られた文房具ですから、サラッと審査はできません。どうしても時間がかかります。
今回、こうして2016年に発売された新作を一気に見ると、まったく知らなかったものも案外多くてですね、自分の勉強不足を恥じるとともに、こんな素晴らしい文具がそれを求めている人たちにまだまだ届いてないなということを痛感します。文具の仕事をしているわたくしが知らないのですから、広く一般の方はもっとご存じないはずです。
優れた商品の作り手は、時としていや、多くの場合アピールが苦手です。そして、消費者も自分には何が必要なのかわかっていないことが多い。そこをつないでいくのがわたくしたち文具メディアの役割ですから、好きでやっているとはいえ、努力が足りないなと思ってしまうわけで。本当に時間が足りません。
まさに、文具を有効利用して、もっと時間を効率的に使わねば!ですね。(;´Д`A
さて、そんな『文房具屋さん大賞』ですが、次回12/13(火)の第19回文具祭りでは、みなさんにも審査員になっていただくコーナーが登場する予定です。
詳しくは当日、編集の木庭さんとお話しいたしますが、まさにご来場のみなさんの投票でランキングが決まる誌面企画ですので、ぜひご参加いただきたく存じます。