柿渋、ご存知ですか?
ブングスキーという文具好きのコラムニストさんが集まってネタを寄稿するサイトがあるのですが、わたくし最近はこちらで「柿渋」について研究しております。
柿渋というのは、その名のとおり柿からつくった液体で、古くから染物や塗装に使われ、防腐、防虫など多くの「防〇〇効果」のある万能選手として、重宝されてきたもの。
それを、クラフト紙に塗布して、強度アップ+風合いアップ(見た目も革っぽくなる!)の実験をしているのです。
とりあえずということで、ロディアのメモ帳カバーを作ったり、紙と塗布回数を変えてノートカバーを作ったりしておりますが、その傍らあるものにも柿渋を塗っておりました。そのあるものとは、、、
封筒でつくる10ポケットフォルダー
名刺や封筒でおなじみの山櫻さん、こちらのセカンドブランド「+lab」の前身となるプロジェクトから発売されていた、「futo lab」の『10 pockets folder』です。
これ確か、山櫻さんの工場見学に伺ったときに購入したような気がします。
これ、中身はですね、、、
名刺が入るサイズの、小さな封筒が10枚と、カバー用紙、タックが入っています。
要は、封筒をひとつのポケットに見立てて、カードフォルダーを作っちゃおう!という工作キットですね。
+labさん、今も「小さいはかわいい」をコンセプトのひとつとしてものづくりをされていますが、このころからやっちゃってますね~。かわいいです。
さて、この商品なのですが、実はひとつ懸念する点があって、いままで開封してこなかったのです。それは、紙であるゆえの耐久性。
もちろん、持ち歩いてガシガシ使うタイプのものではありませんが、デスクまわりで使うにせよ、紙そのままでは強度が心配だなとぼんやり思っていたのです。
そこで柿渋!
わたくしも文具祭りで偶然この塗料に出会って、急にこのカバー用紙に塗ってみようと思ったのですが、強度はかなり上がるのでは?
早速塗ってみます。
裏表、2回ずつ。
びしょびしょになるまで塗りました。
クラフト紙と違い、もともと色のついた、表面感のある高級紙ですので、色の変化は濃くなるくらいのものでしょう。鮮やかなオレンジ色が、どうなりますか?!
翌日、乾いたものをチェックします。
うーん、若干の光沢感も出て、見るからに強度が増したような感じがしますね。
とりあえずOKではないでしょうか。
さて、これを組み立てていきますが、長くなりましたので続きということで。お楽しみに!
ターナー色彩
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