世の中の文具好きという人たちの中には、しばしば「ペンの改造」にこの上ない喜びを見出す人があります。
最初は、「あ、このペンメーカーの軸に、このメーカーのリフィルが入っちゃうんだ~。」くらいであったのが、いつしか入らないものも入れようとする、改造マニアに変貌するのです。
文具朝活の工作師、文具工作部隊SKIPの隊長こと小野さんもそんなひとり。
短けりゃ足して、太けりゃ削って、なんとか工夫して納めるのが、彼の信条である。
先日は、朝活の場で実際にやってみてくれましたよ。クロスのボールペンに、フリクションのリフィルを入れるために、何をするか?
実は、クロスのボールペンというのは、ペン先が出てくる穴が日本の一般的なボールペンよりも小さく、そこでつっかえてしまうので他のメーカーの替芯が入らないことが多い。フリクションもご多分に漏れずであります。
そこで小野さん、「入らぬなら、削ってみせようペン先を。」ということで、得意の電動回転体の先を棒ヤスリに付け替えて、ガリガリと。
20分、、、真夜中のマクドナルドで、モーターの音が響いていると思うと、少し背筋が寒くなるが、彼の工作魂は人の目など気にしないのだ。
回転体のほうに、削るリフィルをセットするのですね。
使い込まれた棒ヤスリ。これが工作師の道具だ。
というわけで以上、小野さんの改造講座、クロスの軸にフリクションのリフィルを入れる方法でした。