少し前まで、遠慮気味に「自称工作師」と名乗っていた小野忠さん。なぜ遠慮する必要があったのかわかりませんが、そういう人なんです。決して目立とうとしないんですが、おもしろいので逆に目立ってしまう典型のような方ですね。
そんな小野さんも、今や「工作師」として文具本やビジネス誌の文具特集でひっぱりだこの人気者。普段はシステム会社のプロジェクトマネージャーとして徹夜上等みたいなハードな毎日を送っておられますが、眠い目をこすりながら筆箱を見せてくれましたよ!
というか、3つもあるらしい。面倒くさいので、ご本人に概要を語っていただくことにしました。(笑)
メインのコクヨネオクリッツ。安売りで買ったやつなので、おじさんですがピンク色なのだそうです。
たぶんミドリさんの真鍮っぽいメタル定規、カッターナイフ(いつでもどこでも工作!)、電動フリクション消しゴム、モンブランの万年筆とペン(ただし中身は変わっていると思われる)、オレンジ色の万年筆(ただし中身は茶色と思われる)、パイロットの万年筆プレラ(ただしカリグラフィー用のペン先・インクは茶色と思われる)、パイロットのカリグラフィー用パラレルペン、ぺんてるの筆ペン、フリクション消しゴム(ただしカウンタックの落書きつき)。
下段に見える一本差しのペンケースは、ご母堂様手作りの逸品。40を過ぎても、母にとって子供は子供なのですね。ありがたいことです。
また、小野さんはかなりの「自分の耳フェチ」であります。耳にひまし油を垂らす風邪予防法(ただしこの前インフルエンザにかかってた)など、耳のケアには一家言ある人です。なので、竹と金属の耳かきも欠かせない。
ちなみに金の斧はわたくしがプレゼントしたものです。クリスマスのブッシュ・ド・ノエルについてたの。(笑)
オノさんにオノね。ネタに持ち歩いてくれているんだー。(ありがとうございます。)
あ、お気づきでしょうか?
小野さんの持ち物には、(ただし●●●)という但し書きがついて回るのですが、これすなわち、「普通のものは持たない」「何でも自分の使いやすいように工夫する」という小野さんの主義を何よりも体現しているのであります。
しかも名前も「ただし」だし。(笑)
そうそう、小野さんの趣味のひとつが、ヤフオクです。
特にモンブランのお値打ち品を競り落として、その優雅な「ガワ」だけ使って、中身を自分の好きなリフィルに替えてしまうのが小野流。モンブランの方が見たら、冷や汗噴出しそうです。
ゼブラのサラサやらフリクションやら、筆ペンぶっこまれてたモンブランもあったなぁ、、、
小野さん、近々ブログを始めるようですが、これまでの改造文具アーカイブは、フェイスブックのノートにまとめられていますのでどうぞ。
それから、小野さんが主催する文具工作サークル「文具工作部隊S.K.I.P.」もフェイスブックのグループで活動中です。フェイスブックやっていないとアレですので、アカウント持ってない方はぜひこの機会に。(・∀・)
小野さんが4ページも特集されている文具ムックはこちら。
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