毎週金曜日に開催しております文具の朝活ですが、これから簡単な議事録をアップすることにいたします。
その時々の内容によって、写真だけザザっという場合もあれば、逆に写真は少なくてテキストだけという回もあろうかと思います。ときには、見る人が見ればものすごいビジネスチャンスにつながる情報もゴロゴロしている会ですが、隠してても仕方ないので、オープンにいきたいなと。オールジャパンで日本の文具を世界一にしていきましょう!(また青臭いこと書いてる)
で、今回はテキスト情報中心、まさに議事録という感じで書かせていただきます。2014年11月28日の文具朝活会議事録です。
今回は事前に議題がふたつありました。
まずひとつめは、大人の社会科見学。フェイスブックの投稿で「ヤレ紙」について盛り上がっていたところ、飯田橋にある印刷会社、誠晃印刷の島田さんが、「よかったらうちに見学にいらっしゃい。」と誘ってくださったんですね。
印刷業界では常識とされていることが、一般人からすると何とも不思議なことだったり、その逆もあるんじゃないかということで、お互いに何か発見があればいいなというのが趣旨です。
12月はもう、みなさん忙しいと思いますので、年初のバタバタも落ち着いた1月の後半に、開催しようということになりました。
「飯田橋には美味しいお店いっぱいあるよ。夕方来たらいかが?」
ということですので、1月後半の平日の夕方ということで、設定したいと思っております。(笑)
しかしながら、平日はみなさんお仕事ありますのでね、出られそうな方のご都合をフェイスブックのグループのほうで調整して、最大公約数のところで決定ということにいたしますね。決まったらまたブログでも募集いたしますのでよろしくお願いいたします。
m(_ _)m
議題ふたつ目です。
ソーシャルおじさんのひとり、草苅さんからこんな相談をいただいたんですね。
・手帳を作りたい。メーカーさんのお知り合いはいないか?
・ビジネス用の手帳。 基本は、見開きで1週間分の予定が書けるタイプで、プロジェクトマネージャが使いやすいように工夫した手帳にしたい!
そうなんです。草苅さんはシステムのプロジェクトマネージャー(以下PM)さんなんですね。本当に大変な仕事です。日々のタスク管理だけでなく、プロジェクト全体の進捗、個々のメンバーの進捗、さらにはメンバーのメンタルまで含めたケアもしながら、業務を遂行していかねばなりません。わたくしたち商売人のように、どこまで売上があったか?ではなく、そのシステムがきちんと納期までに動くのか動かないか?が成果ですのでね。ストレス含め、PMさんのご苦労はいかばかりかとお察しします。
そんな、現場の声から生まれた手帳があれば、日本中のPMさんの仕事が捗るのではないか?少しでも早く帰れるのではないか?
草苅さんは、自分のチーム、まわりのみんなだけでもまず作ってみて、使ってみたいとおっしゃるんですね。そこでわたくし閃きました。いつも文具朝活会に来てくれる、自作手帳の鬼がいるではないか!しかも彼の仕事はまさにPM!
そうです。文具工作部隊「SKIP」の小野隊長です。彼の手帳は全部自作。この方の知恵を借りない手はありません。
これはこのご両人をお引き合わせするしかない!絶対に最強の手帳を作ってくれるはず!
そう確信したわたくしは、この朝活におふたりをブッキング。初顔合わせの場にしていただくべくご案内したのでした。
しかし当日の朝、初参加の草苅さんも到着され、和やかに会が始まったときに、事件は起きました!小野さんからメールが。
「昨晩から現場をはなれられず、直前まで調整しましたが、行けません!!」
これですね。突発事項がいくらでも起こる現場。しかしマネージャーはいつ何時も冷静に対応しなければなりません。やはりPM手帳は必要です。
もうこれは絶対にやるしかありません。もしこの記事をご覧になっている手帳メーカーさんがいらっしゃいましたら、ぜひこのプロジェクト、加わっていただけませんでしょうか?
同じく参加されていた山本さんが「手帳の展示会は5月です。そして最近は8月から店頭!」と教えてくれました。
5月まで、もう半年切ってるじゃありませんか!
急ぎましょう。急ぎましょう。
そして、さらに今回はもうひとつ、興味深いお話が飛び出しました。
確か誠晃印刷の島田さんが、大誠社(グループの出版社)で楽譜集など音楽関係の本もいろいろ発刊しているというお話からだったと思いますが、「音楽やる人が使う文具って、かなり未開拓だよね。」というお話。
大きな楽器屋さんなどに行くと、ちょっとした文具コーナー的なものってあると思うのですが、そこで気付きませんか?デザインが女性向け、もしくはファンシーなものがほとんどだと。
音楽やってる人の男女比はわかりませんが、あの売り場のアンバランスさは絶対に歪んでいるんです。男子も便利な音楽文具、グッズは欲しいのです!
ここ、ビジネスチャンスですよねー。
あと、音楽やってる人にしかわかんない、問題解決グッズもちょこちょこヒットしています。例えばこれ。
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五線譜持っていないときに超便利ですよね。この五線ペンも話題が膨らみましたが、このペンのおもしろいところは、まっすぐに引かずに、揺らぎのある五線譜が書けること。五線譜自体に抑揚があったら、演奏しやすいかもしれません。(笑)
その他、ペンでは実現は難しいですが、五線の幅がところにより可変だったら、大きな音で弾く音符は大きく書けますので、臨時記号いらないんじゃないか?感覚的に譜面を読み取れるんじゃないか?という意見も。超おもしろい!
ソフトウェアで譜面を書くんだったら、そういう機能も持たせられそうですね。わたくしも楽器やってますのでわかるのですが、音符を追うのに精一杯だと、強弱記号などを読み落としてしまったりすること、よくあるんです。パッと見で大きい音は大きく弾く!とわかれば、読み忘れもないのかなと。(かえって読みにくくなる可能性もありますがw。)
これもそこそこ売れているみたいですよ。タブ譜スタンプ。
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鍵盤楽器(エレクトーン)~管楽器(トランペット)という音楽歴のわたくし、弦楽器もコードくらいは押さえろと言われれば押さえられますが、すぐに忘れちゃうんです。ですから、常にタブ譜が必要。コードの記号の横にチョコチョコ書くのですが、このハンコがあったらどれだけ便利かわかりません。
PM手帳もそうですが、やはり現場でやっている人にしか、本当のニーズはつかめません。
あ、あとこれもヒット商品。上と下だけで留めて、そのまま書き込みができる楽譜ファイル。
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クラシック、ブラスバンド、ジャズのビッグバンドなど、指揮者やリーダーがいろいろ指示を出します。それを書き留めておくのに、いちいちファイルから取り出してられないんですね。これはすごいわ。うちのブラバンでも、こどもがみんな使ってます。高いけど。(笑)
そして、言うまでもありませんがフリクション。指揮者の指示は、時として覆ります。消して、また書けるフリクションは、音楽界にとっても神ペンだったのですねー。
わたくし、だいたひかるさんご夫妻と「キッチン文具研究会」というプロジェクトをやっておりますが、「音楽文具」もかなりおもしろくなるんじゃないかと思いますよ。
ということで、大体の議事録にはなったかと思います。参加者のみなさま、ありがとうございました!