【いせ辰/大福帳】貴重な帳面を取材ノートに使っていたのか、、、orz

いせ辰の大福帳

引き出しをゴソゴソしてたらこんなものが出てきましたよ。

いせ辰の大福帳

昔の商人が使っていた大福帳を模した、無地のノートです。(185mm x 85mm x 15mm)模したといっても、ちゃんと和綴じで作ってあります。矢立も欲しくなりますね。

大福帳とは?

大福帳って、江戸時代から近世まで商家で使われていた売掛帳ですね。要は誰に何をどれだけ売ったのか、全部書いてある。現金掛け値なしの越後屋以前は、掛け売りがメインだったので、これがすべて。商売人にとって、一番大事な台帳だったわけです。

言わば商人の魂!

なんでも、こんにゃくからできた、水に溶けない紙で大福帳を作って、江戸の名物である火事が起きた時には、それを油紙に包んで井戸に放り込んで逃げた!のだそうです。お店は燃えても、大福帳だけは死守したわけですね。

どうしてそんなに重要なのか?それが顧客リストでもあったからなんですね。後日、火事が収まったら、井戸から大福帳を引き上げて、お得意先へ挨拶に回るわけです。江戸の商人たちは、信用を最も大事にしていましたから、「店は焼けましたが、無事ですのでまたよろしくお願いいたします。」ということで、商売が継続できたのですね。

ですから、取るものもとりあえずの状態でも、大福帳だけは最優先で持ち出した、というわけです。

大福帳ノート

そんな大福帳ノートにわたくしは何を書いていたのか?

全然忘れていたのですが、以前書いた本の取材帳でした。懐かしい。

いせ辰の大福帳

あー。これはコージーマムさんというかわいい雑貨&ファッションのネットショップを取材させていただいた時のメモですね。録音しながら、メモってたの思い出しました。

大福帳いせ辰

いせ辰さんのサイトに行っても、この商品、今は売ってないんですよね。限定品だったのかな?
まぁ、千代紙の老舗ですから、これは何かのはずみでちょっと作ってみたものなのかもしれません。

どこで買ったのかも忘れましたが、見つけたらまたゲットしたいものです。

あ、ちなみにこれがそのときの本です。今はキンドル版(電子書籍)のみで読めます。

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