【パイロット/ハイテックCコレト】三菱鉛筆スタイルフィットとのシェア争いがますます激化

コレトケース

以前、筆箱を拝見した姪のひとりが、前は使っていなかったハイテックCコレトを持っていたのでまた見せてもらったら、実は2本も持ってた。(笑)

何でだろうと思ったら、こういうことかぁ。

コレトのリフィルケース

こんなかわいいリフィルケースがあったら、そりゃ欲しくなりますよね。そいでもって、本体のほうも1本じゃ足りないような気がして、もう1本欲しくなると。わかりますその気持ち。(・∀・)

コレトズーム

このような、着せ替えというか載せ替えというか、カスタマイズペンを最初に発売したのが、ご存知のとおりこのパイロットさんのハイテックCコレトなのですが、この「コレト」の由来ってご存じですか?

手帳好きな方でしたら当たり前のトリビアかもしれません。実はパイロットから出ている「コレト手帳」という、自分の好きなリフィル(リーフという)を選んで、何冊か組み合わせてカバーに入れるという、カスタマイズ手帳から来ているのです。

細書きジェルペンの定番、水性バイオポリマーインキの「ハイテックCのコレト版」ということで、ハイテックCコレト(以下「コレト」)なんですね。

コレトの一番の特長は、なんといってもノック部分の色。

ハイテックCコレト

ピンクのインクのノックはピンク、青いインクのノック部分は青、、、当たり前に思えますが、このカスタマイズペンの分野では、これが特許になっており、他のメーカーは真似できないのです。

ですから、競合メーカーのカスタマイズペンは、ペン先のインク色を確認しながらノックをせねばならず、かなり面倒くさいと。先行者の特権というか、この不便さというハンディキャップは、他のメーカーさんは縮めるのはちょっと無理だよねーと思い、わたくしはコレトがかなりのシェアを占めていると思い込んでいたのですよ。

ところが!

関係者によりますと、「いえ、実は三菱さんのスタイルフィットにかなりシェアを食われていまして、パイロットさんは危機感バリバリの感じなんです。」とのこと。そうだったのか、、、

確かに、後発の他のメーカーは、低粘度のスルスル系なめらかボールペンのリフィルも用意したり、バラエティに富んだ品揃えをしているのに対し、コレトはその名前の呪縛があるせいか、いまだにジェルインクのみ(シャープや消しゴムはありますが)だったり、思ったよりは広がりを見せていない印象もあります。

また、スタイルフィットの軸(本体)が、どんどん人気キャラクターとのコラボをしているのに対し、コレトはそういうのがあまりなかったり。やはり若い人は本体のかわいさで選んでしまうところもありますのでね。本体を買われてしまうと、当然のことながらリフィルも同じ会社のものを買い続けることになります。イコール、シェアがその分減ります。

まぁ、ユーザーの立場からしましたら、競い合っていただいたほうがおもしろい展開を期待できますのでよろしいのですが、メーカーさんの立場ですと、なかなか頭が痛いところですよね。

どっちもがんばれー!(・∀・)

コレトケース

 

by カエレバ

 

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