【ONLINE/ローラーボール+スタイラスチップ】ローラーボールとは?リフィルの件とスタイラス感度の件。

世界地図が入ったローラーボール

普通の日本人は「ローラーボール」という言葉は使いませんよね。わかるのはきっと文具好きの人くらいだと思います。

ごく簡単に言ってしまいますと、ローラーボールって水性のボールペンのこと。油性インクの「ボールペン」と区別するために、欧米ではこういう呼び方をしているようです。

日本ですと、「水性ボールペン」「油性ボールペン」という区分けですもんね。

どうなんでしょう、あちらでは万年筆の代わりがローラーボール、みたいな感じなのでしょうか?筆圧をかけずに書けるという点では、同じ系統にあるのかもしれません。

さて、以前、ハリルノートをご紹介した文具輸入商社のフェリッティさんが次に手掛けるのがドイツの「ONLINE」というメーカーです。1991年創立という新しいメーカーですが、ドイツクオリティの機能性と、デザイン性を合わせ持つブランドとして最近グイグイきているそうです。今回フェリッティさんが総代理店として日本進出の舵を取ることになったそうで、「ちょっと使ってみて」と製品をお預かりしました。

それが、この「ローラーボール+スタイラスチップ」です。

オンライン@ドイツ

キャップの柄、何に見えますか?

世界地図が入ったローラーボール

そう、世界地図がぐるりと印刷されています。刺激を受けるデザインですね。

これ、キャップが肉厚で、そこそこ重量あります。ですので、キャップをお尻にさして、筆記する場合は、重心が若干後ろにいく感じになります。親指と人差し指の間にペンをもたれかけさせて書く人は、心地よいバランスかと思います。

ONLINEのインクフロー

書き味は、、、超なめらか!

何というか、ボールがガンガン転がってインクをどんどん流し出している感じが、指先に伝わってきます。いい感じです。

ONLINEローラーボールのリフィル

リフィルはこちら。よくお見かけするタイプですね。

ん?

ああ、そうか。金属とプラスティックで印象が違うので気付きませんでしたが、こいつらのリフィルと同じサイズですねきっと。

エナージェルとサラサ

日本を代表する水性ジェルペン、ぺんてるのエナージェルとゼブラのサラサ。

わたくし、外国のペンはほとんど持っていませんが、そういうことか。世界的に水性ペンのリフィルはサイズを合わせているのかなと。

水性ジェルのリフィルの寸法

一番上がONLINEで、真ん中がエナージェル、一番下がサラサです。おしりをピタッと合わせて測りましたら、ONLINEが0.5mmほど短いようです。

ただ、ペン本体の奥のほうに、サスペンションのバネが入っているため、これくらいの差はないに等しいです。

ONLINEにサラサ入った

うん、サラサ入りました。

あれ?

うん、入りました、じゃなくて!わたくしメーカーさんに嫌われることやってますよね、もしかして。でもね、ONLINEが日本で展開するにあたり、今後のいろんなシーンを想定するわけですよ。こうしたちょっといいペンって、まずはギフトの用途が多いと思うんです。(ちなみにONLINEの公式ページでは45,99 €になっていました。)

すると、もらって使っているうちにインクが切れます。「ん?これ、替芯はどうすれば?」となる。ONLINEはまだ日本上陸から間もないので、どこでもリフィルを売っているわけではない。それでもらった人は困っちゃうと。

そこで、とりあえずの措置として、どこでも売っている日本のペンのリフィルで代用可という情報を知っておくことは、ユーザーさんにとって必要なことだと思うのです。(この記事は2015年に書きましたが、未来のユーザーさんが検索で探し当てて見てくれてるかもしれませんね。ヤッホー!元気?)

ただ、逆にONLINEのローラーボールリフィルは、サラサやエナージェルに入らないのです。ペン先が太くて先端の穴から出てきません。工作師の小野さんなら、きっとペン先削って入れますけどね。(笑)

さて、もうひとつ書いておくべきことが、スタイラスの感度ですね。

ONLINEスタイラスの感度

網目の金属繊維のタイプですね。

そして、このスタイラスの評価というのが非常に難しいのです。普段使っていませんのでね、何をもって良しとするかがまったくわかりません。

ということで、他のスタイラスペンと比べてみることにしました。手元にあるのは、、、

ゼブラのスタイラスペン

ゼブラさんのですね。こちらはゴムみたいなポヨンとしたタイプです。

わたくしのスマホ(iPhone6+)をしばらくいじった感想を書きますと、ゼブラのほうが軽いタッチで反応します。これに対してONLINEのスタイラスは、ちょっと強めのタッチでの反応。これはどちらがいいというよりは、好みの問題のような気がしますね。軽いタッチで反応してしまうというのは、裏を返せば誤動作も多いわけですから。このあたりは、生産国であるドイツの人が気持ちよく思う感度がこれくらいなのかもしれません。

このあたりは、お店で実際に触ってみて判断していただければよろしいかと。

12月から、徐々に販売展開されるそうです。m(_ _)m