先端がパイプのように細く突き出たニードルポイントで有名なオートさんがこの春に発売したペンたちは総じてコスパが良いと思うのはわたくしだけでしょうか?
以前ご紹介したノノックも500円には見えない商品でしたが、この「レイズ」も驚きのコスパを実現しています。
レイズ(Rays)、驚きの250円!
うーん、250円には見えません。
どうでしょう、この細身のフォルム。
ツートンカラーなのですが、樹脂と樹脂の組み合わせではなく、樹脂と金属というのが素敵ですねー。
口金:真鍮、前軸:ABS樹脂、後軸:スチール、クリップ:スチール、ノックボタン:ABS樹脂、という組成です。
ABS樹脂ってよく聞く名前ですが、どんなものでしょうね。ちょっと調べてみる。
ほうほう、非常に優秀なプラスティックのようですね。取り扱いで気をつけるとすれば、耐光性が弱いので、日光に晒さないくらいか。まぁこれは大方のプラスティックに当てはまるんだろうなと。
名前が名前だけに、「R」のロゴも大リーグのタンパベイ・レイズを思い起こさせますが、全然違います。(笑)
お、この短い口金がかっこいいです。
ここから、お家芸のニードルポイントがノックでニョキッと出ます。
ワイピング性能を向上させた速乾ジェルインク!
そうそう、書き忘れていましたが、レイズは0.5mmの水性ジェル、しかも速乾タイプです。
なるほど、速く乾くこと閃光のごとしというわけで、Raysなのですねー。
速乾ジェルといえば、昨年話題となったのがゼブラさんのサラサドライ。
比べてはいけないと思いつつ、やはり比べてしまうのが悲しい性であります。
実験開始です。
書いたら、意地悪なほどすぐに手で擦る、という単純明快なやり方です。
4文字書いてすぐに擦ると、1文字目は完全に乾いているのですが、それ以降はちょっと引きずります。
そいでもって、サラサドライです。
同じ方法で擦ってみましたが、最後に書いた文字も引きずりませんでした。
紙との相性もありますので、これだけで結論は出せませんが、この紙ではサラサのが速いようですね。
ちなみに、書いてからふたつ数えてから擦りますと、レイズも完璧に乾いております。
オートさんの名誉のために書かせていただきますが、わたくし的に速乾機能としてはこれで十分です。
いつも万年筆を使っている人間からすると、どちらにせよ、もう笑っちゃうほど速乾ですからねー。
わたくし的にはシュッとしたルックスが推し!
さて、最後にレイズとサラサドライに並んでいただきました。
わたくしがあえて速乾比較をしましたのは、このふたつのジェルペンのルックス(=ユーザー層)が全然被らないから。
サラサドライは実務的でオールラウンドな感じであるのに対して、レイズのユーザーは圧倒的に女性が多そうですよね。細身でシュッとしてるし。
実際、オサレ文具店さんのSmithさんに、いち早く置いてありました。感度の高い女子にウケそうなにおいがぷんぷんであります。
ノノックとともに、これもロングセラーになるんじゃないかな。(・∀・)