ONLINEというドイツの筆記具ブランドをご存知でしょうか?
1991年にスタートした、比較的新しいメーカーながら、着実にシェアを広げている、注目のブランドです。
不勉強でわたくしは知らなかったのですが、以前から並行輸入などで日本にも入ってきており、海外筆記具ファンには知られた存在なのだそうです。
先日、ローンチイベントにご招待いただきましたので、その様子をちょいちょい写真レポートさせていただきます。
本国ドイツから、創始者夫妻のご子息がいらしてご挨拶。「父と母がこのブランドをONLINEと名付けた1991年当時は、現在のようなONLINEな世の中は夢にも思いませんでした。」というフレーズが印象深いです。
文字通りネットの「ONLINE」と、「ライン上」という筆記具に対する思いがちょうど現代にマッチしたブランド名ですねー。
ドイツでの中価格帯筆記具のシェアでは、LAMYについで2位につけています。
もはやドイツではどこにでも置いてある定番的なブランドのようです。
前回の記事で書きました地球のデザインの「ワールドペン」、青もあるんですね。日本での販売価格は10,000円前後のようです。(万年筆とローラーボール、ボールペンのラインナップ)
エンタシスのような膨らみのあるライン。
逆に、まっすぐ!直線的なラインも魅力的ですね。
おお、何ていうんですかこういうの。寄木作りというのかな。日本人の細やかな工芸品は世界のトップレベルですが、ドイツのクラフトマンシップもすごいですね。
妥協一切なしの気迫が伝わってきます。
さて、そうかと思えばこんなポップな製品も。リップスティック?化粧品売り場を思わせるカラフルさの万年筆+スタイラスの「SWITCH」です。
インクも独特のパッケージ。色ごとにデザインが異なります。日本だとこういう自由な発想はなかなかありませんねー。
子ども向けの万年筆には、手軽なカートリッジ。あちらのお子さんは鉛筆のように万年筆を使いますので、すごい量のお得用が販売されています。
ガムのボトルのようなポップさ、中身は全部ロイヤルブルーなのですが、カートリッジ本体の色は「いろいろ」です。
さて、先ほどの「SWITCH」ですが、おみやげにいただきましたので早速使ってみます。
撮影が下手で申し訳ありません。グリップの部分はゴム製で、お子さんも持ちやすい三角形状になっています。
ONLINEの商品には小さなお子さん向けのラインナップも数多くあるのですが、持ちやすさと、正しい筆記のクセをつけるためにグリップが三角のものがほとんどのようです。まぁこのあたりはヨーロッパのメーカーの共通点でもありますね。
平均的な万年筆のペン先よりも、くちばし状の湾曲具合がちょっと激しく見えます。
こういう形状のものを見ると、コンドルのジョーを思い出してしまうのは、わたくしだけでしょうか。
カートリッジが入っていました。ああ、ラミーと同じタイプですねー。
書いてみた。
さすがにお子さん向けだけあってインクフローはジュビジュビです。気持ちいい!太字命のわたくしには最高!
これだけ鮮やかなロイヤルブルーは使ったことがなかったので、普段使いとしてしばらく楽しんでみようと思います。
というわけで、駆け足でお送りしてきましたが、詳しい情報は日本公式サイトがアップされておりますので、そちらでぜひ。
(11/25追記)
どうもおかしいと思ったんですよ。SWITCHにカートリッジを差し込むときに、なんだか違和感がありまして。
でも気にせずに差し込める細いほうをグチュっと差したのですが、これ実はラミーのカートリッジと反対側です。
なんと、ONLINEのこのカートリッジは、太い方はラミーで使える口、細い方をONLINEで使えるようになっているのです!
ど、どんだけ自由なんですか。(・∀・)