世の中の男子が心惹かれるもののひとつに、「機械」があり、その機械のイメージといえば「歯車」ではないでしょうか?
科学館や民俗資料館でたまに見かける、昔のからくり人形の着物を脱がせた中身が、精巧な歯車群から成り立っていることに、ドキがムネムネした人も多いと思います。
21世紀の昨今、そんなからくりよりもはるかに複雑なプログラミングの世界で暮らしているわたしたちですが、時計マイスターが創りあげる機械時計には感動のため息をもらしますし、工事現場で知らない機械に出会った時には、しばらく見とれてしまったりします。
もちろん、女性の中にもお好きな方はいらっしゃると思います。でもやはり圧倒的にこのあたりは男の世界なのではないでしょうか。
でもって、わたくしが社会人になって、オフィスで見かける事務用品の中で一番憧れたのはこれ。ナンバリングのスタンプです。
捺すたびに、自動的に番号が増えていく。
もう、完全に複雑な溝が刻み込まれた歯車の仕業だなと直感します。
しかも、一回捺すごと、二回捺すごと、三回捺すごとと、回数の設定までできるのです。なんていい仕事するんでしょう!
このマックスのNR-504という機種ですと、この部分のメモリをスライドすることで、何回ずつ捺すのかを設定できます。(0=固定)
まだインクもついていない新品のナンバリングをガチャガチャして遊ぶ。
この、金属の数字たちの「活字感」がたまりません。
活字面が戻った時にインクを付ける部分。多くはフェルトにインクを染み込ませたものを、クリップでとめる機構になっています。
密封されていないのに、なぜ乾いてしまわないのか、そのあたりもノウハウのかたまりなんでしょうね。
数字の調整は案外簡単。
まずこのストッパーで印面を固定。
これで、中身をいじくれるようになります。(笑)
この、番号をいじるのがまた楽しい。付属のプラスティックの棒で押すと、コリコリと気持ちいいタッチで数字が回転してくれます。
おもしろいのは、5桁なら5桁全部印字しなければいけないわけでなく、必要に応じて4桁にも3桁にもできること。ちょっとひっかくような要領で数字を押すことで、その桁だけ凹んで、印字されなくなります。
後は、インクの付き具合などを調整すれば、設定完了です。
さて、8番まで手書きで受けていた新規事業のご発注、9番からはナンバリングスタンプだぜ!(・∀・)
そうそう余談ですが、うちで使っている数種類のナンバリングですが、マックスのものとプラスのものが、持ち手以外ほとんど同じでした。
プラスティックの部品以外、まったく同じでしたねー。どっちがどっちにOEMしてもらっているのか、それとも仕入れている下請けメーカーが同じなのか。
市場価格は、取っ手が簡素な分でしょうか、プラスのほうが少しお安めのようです。
話変わりますが、シャチハタからは廉価版の3桁が新しく出ましたね。ページナンバースタンプというネーミングでお分かりのように、従来のナンバリングとは違う市場で戦っていくもののようです。ゴム印ですし。
個人的にはゴム印の印影も捨てがたいんですよね。弾力があるからクッキリきれいです。
あぁ、めくるめくナンバリングの世界。やっぱ好きだわぁ、、、
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