子どもの自転車のタイヤの一部が、すり切れたようになっているのに気付きました。
このまま走っていると、中のチューブがむき出しになってしまうので、タイヤを取り換えなければなりません。
しかし、ふとあるものを買っておいたのを思い出しました。靴底の修理用のゴム、ソールメイクです。
靴底のゴムと自転車のタイヤ。どちらも地面に接するものですから、材質とか耐久性について、近いところにあるのではと考え、これをタイヤに塗りたくってみることにしました。
まぁ、素人考えですので、ダメならタイヤを交換すればいいだけの話です。何でもやってみよう。
ソールメイクとは?
このゴム製品、ふたつの溶剤を合わせてかき混ぜて作ります。
つまり、最初からチューブに入っていて、少しずつ使えるのではなく、生コンクリートのように「作ったものをその時に使い切らないといけない」タイプです。
少々やっかいですが、そうすることによって何か特別な機能を得ているのであれば、ちょっと魅力的でもあります。
ただ、自転車のタイヤに塗るのはほんの少し。どう考えても余ります。余りますが、他に使い道がない!
余ったゴムをどうするか?
ふと見ると、そこに石がありました。
ずーっと前、近くの多摩川の河川敷で、「おもしろい石がある!」と言って子どもと拾ってきたものです。
通称「モアイ石」。
イースター島のモアイ像のような彫りがおわかりでしょうか。
完全に忘れていたものが、今ここに急に現れたのは、何か意味があるのかもしれません。
そうだ、これにゴムを塗ってみよう。
24時間で硬化するソールメイク
さてさて、石全体を覆うように余ったゴム剤を塗り、24時間経ったものがこちらです。
ところどころ気泡が入ってしまいましたが、まぁこんなものでしょう。
見事に包まれました。
何も考えずに塗ってしまいましたので、これ、どうするんだという新たな問題が発生しましたが、持ってみると石ですのでそれなりの重量感があります。
塗っているときは気付きませんでしたが、固まって持てるようになることで、質感がよくわかるようになりました。
石という固いものでありながら、ゴムの柔らかい感覚がなんだか新しい!
そして何よりこの重み、ペーパーウェイトに最適じゃん!
やってみないとわからない
今回、何かをゴムに包むという経験を初めてしましたが、ちょっとおもしろかったのは、石という「重そう」なものも、ゴムに包んでしまうと、その印象が変わるということ。
そして、持ってみた質感は、さらにまた異なる感覚でした。
こういうことは、やってみないとわかりません。
自分でものづくりを初めて1年あまり、まだまだ青二才ですが、こうした経験の蓄積は、いずれどこかで役に立つのではないかと直感しました。
今後は、工作にもう少し注力してみようかなと。