よくホワイトボードマーカーのサンプルをいただくのですが、今回はぺんてるさんのノック式ハンディシリーズのものを拝見。
というわけで、現在うちのホワイトボードにはこれだけの種類が集まっております。ビジネスの現場では、黒板よりも圧倒的にホワイトボードですので、やはり市場として魅力的なんですよね。消耗品の激戦区になっております。
パイロットさんのずっと濃い直液カートリッジ式、三菱鉛筆さんのお知らセンサー(カートリッジ式)、アスクルの北欧デザイン激安オリジナルなど。どれも特徴的でおもしろい製品ですので、こういった中で勝ち残っていくのはなかなか至難の業です。
さて、そんなぺんてるさんのマーカーですが、ノック式でカートリッジ式というのは、あまり見ませんので、その点ではアドバンテージあるのかなと。
まるでボールペンのごとく、リフィル(カートリッジ)を簡単に詰め替えられる構造になっています。そして、先端ですが、丸芯と平芯があります。これ確かに好みが別れますよね。
詰め替え方は、ノック部分をねじねじ回して、中の芯を抜き、あたらしいカートリッジを入れるだけ。
こういう類の油性マーカーは、揮発性ですのでとにかく乾かないようにすることが重要。キャップ式の場合、キュッと締まりますので気密性は高かった(その分キャップを紛失するとおしまい)のですが、ノック式は大変です。開閉式の弁をいかにきっちり密封するかが勝負だと思うのですが、これはさらにカートリッジ式です。誰でも換えられるように構造を簡単にすればするほど、機密性のキープは難しくなるはず。しかしこの商品は前も後ろも開けなければならない。そこが開発陣の最大のテーマだったのではないかと。
結果、詰め替え部分はねじ構造になりました。しかし、ねじってすごい発明ですね。
もしねじがなかったら人類の文明は数百年進歩が遅れたのではないでしょうか。あ、思い出しました。このねじにしても、建設現場などでは徐々に緩んできます。しかし絶対にゆるまないねじを発明した方が日本にいらっしゃるんです。ご存知でした?
絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法
若林 克彦 中経出版 2011-03-01
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この若林社長と、例の「こちら側のどこからでも切れます」という調味料パックを考えた方に、個人的にノーベル賞差し上げたいのですがいかがでしょう。(笑)
スミマセン、脱線しましたがエコのカートリッジと利便性のノック式。マーカーはここ数年で新たなステージに上がっています。どのメーカーさんが次世代のスタンダードに上り詰めるのか、販売店として、一文具ファンとして楽しみに見守りたいところです。
ぺんてる
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