【ヤングガンガンコミックス/文具少女ののの】マンガの世界の裏側を星屑七号先生に見せていただいた。

文具少女ののの表紙ができるまで

以前、サイン用筆入れを見せていただいた、『文具少女ののの』の作者、星屑七号先生が文具朝活会にいらっしゃって、めずらしいものをいろいろと見せていただきましたので、情報おすそ分け。
(・∀・)

文具少女ののの表紙

こちらの表紙についてなのですが、わたくし、今ではマンガはほとんど読まないもので、かなり新鮮だったのですが、「そんなの常識!」だったらごめんなさい。

マンガ雑誌の連載漫画が単行本になる場合、なんといっても「表紙が命」なのだそうで、各作家さんは、編集者さんと相談してかなり気合いを入れて描きおろしをされるそうです。

わたくし、それまでの巻頭カラーページなどを適当に切り取って表紙用にしているのだと勝手に思い込んでおりましたが、そんなのは本当に死にそうなくらい多忙になってしまった、少年ジャンプの一部の連載作者さんくらいで、たいていの場合はがっつりと取り組む最優先課題とのこと。

今回も、

のの表紙案

こういったいくつかのポージングから絞っていき、、、

文具少女ののの表紙ができるまで

よさそうなものには色もつけてみたりして、、、

のの表紙

決まった絵のラフをもとに、装丁デザイナーさんにいくつか出してもらいながら、、、

ののの表紙ができるまで

最終的に決まったのがこちら!

のの表紙決定

わたくしも実はビジネス書を何冊か書かせていただいているのですが、表紙については装丁作家さんに完全にお任せの世界でしたから、ある意味気楽に、でもそれはそれでドキドキして待っていたものです。

マンガの場合は、絵も文章も作者さんが責任をもって編集に関わらなければいけませんから、大変ですよね。

それともうひとつ。

マンガのゲラ

いっしょに、『文具少女ののの』の第一巻のゲラを持ってきてくださったのですが、驚いたことに、マンガのゲラは本番と同じ紙で印刷するのだそうです。

文章が主体のビジネス書や文芸とは違い、マンガは絵の重要度が高いです。雑誌から単行本へ縮小する際に、スクリーントーンの具合などでモアレのような問題が起きるとまずいため、本番と同じ紙に同じインクで印刷しないと、ちゃんとクオリティの維持ができるか、チェックできないということのようですね。

確かに、漫画家さんは一枚一枚命を削って絵を描いているわけで、それが印刷の都合でベストの状態で見せられなかったら、悲しくなりますもんね。

貴重なものを見せていただきました。星屑先生ありがとうございます~。m(_ _)m

 

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