【都市環境サービス/文具アイデアソン】あなたのアイデアが実際に社会貢献しながら文具になります。

文具アイデアソン

第19回の文具祭りレポートの第二弾です。文具アイデアソンについて。

材料はある。協力加工場もある。あとはアイデアだけが足りない!

前田さんは、神奈川県の愛川町で、主にプラスティック原料を集めてリサイクルする会社を経営されています。

近隣の企業(最近ではロジ部門も立ち上げて、遠方の回収もするように。)と提携して、発泡スチロールからCDケース、その他一般的な家電製品まで、いろんなものを回収して、リサイクルして原料を作るというお仕事です。傍目には、「ゴミを集めている」ように見えるかもしれません。前田さんはいつもニコニコしているけれど、大変なお仕事だと思います。

さらに最近では、障がい者雇用の団体(NPO法人)を作って、愛川町の障がい者の方を積極的に雇用する、つまり、「仕事をつくる仕事」も一生懸命されている人です。

ここまで書いただけで、彼がアツい男だということはジワジワと伝わっているとは思いますが、前田さんの悩みは尽きません。(この人、前しか向いてない。)

例えば、「うちの従業員さんたちは、誇りをもって仕事をしてくれているだろうか?」「もっと仕事を楽しんでもらうために何ができるか?」ということ。

現状では、プラスティック再生原料の製造がメイン業務となっていますので、それを使って最終的に何が作られているのか、案外わからないのだそうです。

でも、最終製品まで関わることができたら、「自分はこれを作るために働いている!」と、張り合いが増すのではないか?エコロジーの仕事ですから、それだけで地球環境に貢献しているのですが、もっと誇らしく毎日の仕事に励んでほしいという思いが、ずっとあったのだそうです。

しかし、原料というかなり川上のお仕事です。何を作ればいいのかわからない、ということで、少し前にわたくしに相談してくださったわけですね。

それが、今回のご登壇の経緯です。

都市環境サービス前田さん

地元のブレインと、「アイデアソン」というアイデアに昇華

その後、文具祭りで呼びかけてみたらということになりまして、アイデア募集の運びとなったのですが、キャッチフレーズとしてこんな案が出てきました。

地元のブレインの方が「ハッカソン」のようにサクサク参加してもらえたらということで、「アイデアソン」と。いいですねー。今っぽい。(・∀・)

ということで、都市環境サービスさんで作るプラスティックを使って、どんな文具を作りたいかというアイデアソンが立ち上がりました。

ideathon

これでヒット商品が生まれれば、障がいを持った方の仕事も増えますので、もっとたくさんの方を雇えるかもしれない。そして当然のことながら、原料はリサイクルですから、エコロジーも推進できます。

前田さんがすごいのは、自分の会社だけ、自分の地元だけ良くなればいいと考えているのではなく、いち早くこういう企画から成功事例を作って、全国各地でリサイクルのモデルとして広めたいと思っているところ。

ぜひ、日頃「こんな文具があったらいいな。」と思っているアイデアをご応募ください。

>>応募用紙はこちら

ベンチャーメーカーさんもぜひ!

ものづくりをしている方なら、よーくご存知だとは思いますが、プラスティックの成型品を作るのはとっても大変。

それは何といっても金型が高価ですからね。だから、ベンチャーメーカーの多くが金型の要らない紙文具からスタートするのです。

今回は、そこがクリアになります。最優秀賞作品は前田さんが金型を何とかしてくれます。(各種の助成金などを駆使して!)

コラボ商品としてメーカーさんが独自の販路で販売していただくことも可能です。

ぜひ、長年あたためてきたアイデアをぶつけていただきたいと思います。(アイデアの著作権はきっちり保護します。当たり前ですが受賞しなかったアイデアは公表しませんし、他に漏らさずお戻しします。)

>>スケジュールや進捗などは文具アイデアソンのフェイスブックページで。

以上になります。文具アイデアソンをどうぞよろしく!

(金森さん、お写真借りましたThanks!)

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