【文具コンのレポート】反省点と改善点→より良い運営マニュアルへ

文具コンの様子

11月19日に初めての試みである「文具コン」を開催いたしました。
これは、文具祭りで出逢って文具婚を見事実らせた、だいたひかる&小泉貴之夫妻にあやかって、文具婚を目指すコンパということで、文具コンと名付けたものです。

文具コンの様子

文字通り、文具好きの男女が集って、自然な交流の中で未来のパートナーを見つけようという趣旨で行いました。
以前にも経緯を書かせていただきましたが、極めて真剣です。
インターネットのおかげで、情報は身の回りに処理しきれないほど溢れるようになりましたが、その分、人とのガチな交流が薄くなりがちな現代、出会いがないという男女は意外に多いのです。
そんな皆さんに出会いのきっかけがご供できれば、というわけですね。

結果を先に申し上げますと、今回は男性11名、女性9名が参加され、2組の両思いカップルが誕生しました。
いろいろ鑑みると、このマッチング数はきっと悪くないのだと思います。しかし、初めてのこともあり、反省点もかなりたくさんありました。
もっと万全の準備ができていれば、もう少し多くカップルが生まれたのではないか?考えれば考えるほど、自責の念も強くなります。

そこで今回のレポートでは、次回への改善点もできるだけ書き留めておこうと思います。
今回の進行メモがありますので、それに沿って書いていきます。文具コンでどのようなことをしたのか?ご興味ありましたら合わせてご覧いただければと存じます。

もし参考になりましたら、ぜひ全国でやっていただきたいんですね。
文具が好きという同じ趣味を通じて、楽しみながら気の合う異性と知り合えるのであれば、こんなスムーズな出会いはありません。
主催の方もやり甲斐を感じるでしょうし、参加される方も普通のお見合いよりも手軽で気軽で効率がいいと思うのです。

あ、あまり深く考えずにザザッと書きますので、乱文はご容赦ください。徐々に見返して整えてまいります。
では早速、進めてまいります。

19:00 開場
席番号のくじを引いていただき、着席。名札を書いていただき、首から下げてもらう。

ここでいきなり間違えました。今回、最終人数は男性12人、女性11人の合計23人と聞いておりましたので、1から23までのくじを作り、ランダムに着席!と単純に考えておりましたが、やはりランダムではダメですね。
当たり前の話ですが、男性だけのテーブル、女性の多いテーブルなど、バランスのよくないテーブルが発生する可能性があります。着席くじは常に男女分けて用意すべきです。

実は、前日から女性のキャンセルが相次ぎ、席の調整が面倒になってしまったんですね。当日来ないかもしれないことを考えると、きっちり男女のバランスを考えても、それが無駄になって現場で調整とか、時間がない中でやってられるのか?とか考えてしまいまして。
でもこれはきちんとやんないと、最初の着席での印象、雰囲気作りは極めて重要です。

ちなみに今回は、6人用のテーブルを4つご用意いただきました。
幹事さんは、そこからあらゆる男女比、バランスを想定し、配席のシミュレーションをして臨むべきかと思います。

※出せるお料理は最初から並べていただいても良いかも
※飲み物注文してもらう

19:30 スタート
挨拶(菊乃)と本日の説明(高木)と乾杯(天野店長)

始まったらわたくしのグダグダな司会のおかげで、菊乃さんに乾杯の発声をしていただくことになりましたが、まぁそのあたりはなんでもいいかと思います。
店長にもお料理や飲み放題のご説明をしていただき、当日のひととおりの流れをお伝えしました。

19:40 自己紹介を兼ねたプレゼント文具のプレゼンテーション
ひとり2分(タイマー鳴らす)
・なぜこの文具を選んだか?
・好きな文具の分野など
・自己紹介
・名刺といっしょに集めて、またくじ引きで配布(男→女、女→男になるように)
22人ほど→50分?

どんな文具を好きなのか?しかも異性にプレゼントするのに、どんなチョイスをするのか?という部分で、人となりがわかるのではないかと思い、これを最初のコーナーとしました。
自分の好きなことなので、話し始めたら止まらない方もいらっしゃるかなと思い、時間制限を設けました。実際は時間が押していましたのでひとり90秒とさせていただき、菊乃さんがiPadのタイムウォッチを表示しました。
みなさん、ちゃんと短時間でまとめていただき、このコーナーはつつがなく進みました。どなたも、お互いにどんな文具を持ってくるのか興味津々で、前のめりで楽しんでいましたね。
わたくしも立場を忘れてガチでお話を聞いてしまいました。

しかし、ここでも問題が。
男女のバランスが崩れてしまった(男性11人:女性9人)ために、完全に男⇔女で交換ができないのです。
実は、男女の差が1名になることを想定して、主催者側でひとつプレゼントをご用意しました。男性が多い場合は菊乃さんから、女性が多い場合はわたくしからということで、差し上げるためです。

今回は差が2名になってしまいましたので、引いたくじによって男性同士での交換になってしまう方がいらっしゃいました。
これはさすがにお気の毒賞ということで、用意したプレゼントをこのお二人にお分けしました。このあたりもいろんな想定、準備が必要なポイントです。

※聴きながら残りのお料理を出していただく&適宜飲み物注文してもらう(飲み放題)

20:40 「わたしレシピ」ワークショップバトル!
再度くじを引いていただき、チーム分け&席替え
山櫻の大場さんに商品をご説明いただきます。
各チーム協力して、1枚のレシピを仕上げていただく。
・制限時間20分 みんなで前に出て発表していただきます。
・幹事陣4名で審査、優秀チームに山櫻さんの+lab商品詰め合わせセットプレゼント!

次のコーナーでは、みなさんチームに分かれていただいての、ワークです。
チーム作業というのは非常に難しいもので、これは自己紹介以上に人柄がわかります。それである意味、お互いに「本性」を見せ合うという企画になります。

こちらの配席も当然ですが男女のバランスがよくなるようにします。

で、ワークの中身ですが、せっかくなので何か文具を使ったワークをしたいとは思いましたが、ここはかなり悩みました。
時間が無制限なわけではありませんから、そんなに凝ったことはできない。でも最大限交流や共同作業はしていただきたい。
いろいろと考えたあげく、答えは案外近くにありました。「キッチン文具研究会」で、だいたさん小泉さんご夫妻といっしょに作った、山櫻さんのプラスラボ(+lab)「わたしレシピ」です。
かわいいボックスに入ったレシピカードなのですが、これをみんなで仕上げていただくのはどうかと。
どのレシピにするか?どんな風に書くか?どんな感じでデコるか?いろんな相談ポイントがあります。各々が、自分の得意な部分で発言できるのではないかと考えました。

このワーク、実際に始まったら本当に楽しそうで、自分も入れていただきたいと思ったほどでした。盛り上がりました。メニューをビシッと決める男性の方、自前のかわいいシールを披露して装飾に力を発揮する方、絵が上手な方、山櫻さんも想定していなかった新しいアイデアを盛り込むチームと、外見だけではわからない顔が見えた瞬間でしたね。
当日は、誕生日が一番近い人、リーダーをやってください!という菊乃さんからの指令も飛んで、さらにワイワイと。

文具コンのワーク、シールがすごい!

文具コンのワーク、カラフルに装飾

文具コンのワーク、何やら想定外の仕組みが?

文具コンのワーク、自然と手と手が触れ合います。

21:20 意中の人にこっそりお手紙
一枚ずつ名刺大の告白カードを配る
・意中の人にワンフレーズメッセージを書く(いなかった場合は白紙でOK)裏には連絡先を記入。
・回収→思われた人に封筒に入れてお渡し(思われなかった人は空の封筒をお渡し)してお帰りいただく。
・両思いのカップルには、お店と幹事からバナナコインカード(お店で使える金券)プレゼント!(後で男性に発送)

このシステム、世間の婚活パーティではよくやられている方法なのでしょうか。ドラマ「素敵な選TAXI」での婚活シーンでもこれでした。
両思いのおふたりは自然にビンゴだとわかりますし、マッチングしなくてもどなたから思われたかがわかりますので、いい方法ではないでしょうか。

21:30 お開き

封筒をお渡ししてお開きとなりますので、その後どうされるかは参加者さん次第となります。マッチングしていたカップルがすぐに電話などして、「今から一杯だけいかがですか?」なんて展開があったらいいなと思いつつ、幹事と店長さんで反省会をして、終了となりました。

まだアンケートはしておりませんので、今後もっともっといろいろな意見をいただきたいと思っておりますが、一部の方からの声から、まず一番に改善したいと思ったのが、交流の時間ですね。
最初の着席時の会話、自己紹介タイムでのアピール、その後プレゼント交換時の交流、ワークでの共同作業、その後少しフリータイムを設けるなど、短時間でいろいろと詰め込んだつもりでしたが、どうしてもお話できない相手が出てきます。
そもそもフリータイムでグイグイ行けるキャラでしたら、こういった機会は要らないわけで、もう少し自然に背中を押せるコーナーをあとひとつくらい作れたらなと。

もちろん、コーナーが増えたら時間も伸びてしまいますのでね。主催者としてはそれを心配してしまいますが、せっかく参加していただくのですから、それでマッチングされるカップルが少しでも増えるなら、そちらのほうがいいに決まってます。
もし次回、第二回が開催できるようでしたら、そのあたり一工夫したいと思っております。

さて、マッチングされた方、しなかった方、いろいろでしたが、これで終わりではなく、むしろこれからがスタート。
もしかすると参加者さん同士が文具仲間として仲良くなることで、今後、恋愛関係に発展するカップルもあると思います。逆にめでたくカップルになったお二人も、短い時間での判断です。もしかして「違う」のかもしれません。
そう考えますと、こういった会に参加した場合は、名刺交換などは多くされたほうがいいですよね。今回のルールですと、名刺交換をしない場合、最後に告白カードをもらわない限りは今後に連絡をすることはできません。
しかしまぁわたくしもそうなのですが、こういった場で積極的にいかれない方が多いのも事実ですので、やはり主催のほうで何かアシストできることはないかと考えたり。堂々巡りですね。

アンケート後、またご意見を頂戴して、考えたことを追記しようと思います。
この記事が、よりよい会の運営に向けてのマニュアルになれば幸いです。

最後にひとつ、今回非常に勉強になったのが、女性はこういったイベントの申し込みに関して、気軽にキャンセルする方が案外多いということ。(女性4名、男性1名)
これは菊乃さんがこれまでのセミナー開催の中で経験されて、実は今回も告知当初から言われていたのです。
お申し込みと同時に会費のお支払いをしていただければその率も減るのかも知れませんが、そういった手順に嫌悪感を持たれる方も多いので、主催者側としては非常に難しいところ。
特に婚活系のイベントは、男女比にものすごく気を遣いますので、ホント弱りました。
こういった情報も、今後主催される方の参考になれば幸いです。

以上、終始メモのような感じで申し訳ありません。これにてひとまず文具コンのレポートとさせていただきます。

 

by カエレバ

 

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